- スミスマシンとパワーラックってどっちの方がいいの?
- ホームジムに欲しいんだけど、どっちを置くかで迷ってる。。。

今回は上記のようなお悩みの方に向け、『パワーラック』と『スミスマシン』の違いをご紹介いたします!
この記事の内容
- パワーラック・スミスマシンの基本的な違い
- リアルなパワーラック・スミスマシンのデメリット
- 【体験談】自宅にパワーラック・スミスマシンの導入を考えている人へ

パワーラックとスミスマシンの違いを徹底解説!自宅に買うならどっちがおすすめ?
パワーラック・スミスマシンの基本的な違い
パワーラックとスミスマシンの基本的な違いは下記の表のような感じになります。
安全性能 | 筋トレ効果 | 筋トレのタイプ | 備考 | |
パワーラック | 中 | 高 | フリーウエイト | 中級者~上級者向け |
スミスマシン | 高 | 中 | マシン | 初心者向け |
パワーラック
フリーウエイトと呼ばれるタイプのトレーニングができる器具。
扱うバーベルを自分でコントロールするフリーウエイトの性質上、危険な事故に繋がる可能性も高いので、
ある程度の重さのコントロールに慣れた中~上級者向けの器具と言えます。
スミスマシン
スミスマシンは名前にも入っている通りマシンタイプの筋トレ器具。
セーフティの他、バーベルの軌道が支柱に沿う形で固定されているため、パワーラックよりも安全に筋トレが行えます。
しかしその反面、バーベルの軌道が固定されている故にパワーラックに比べ筋肉に入る刺激が減ってしまうデメリットもあります。

スミスマシンを徹底解剖!パワーラックとはココが違う
まずスミスマシンの解説からしますね。

筋トレ界隈では初心者向けと言われているスミスマシン。
その理由にはスミスマシンの高い安全性能があります。
スミスマシンは安全性能が高い
バーが支柱に固定されている
スミスマシンのバーベルは支柱に沿って動くように軌道が固定されています。

そのためバランスを崩してバーに潰されたりする可能性が低く、筋トレ初心者でも安全に筋トレすることが出来るようになっています。
潰れる前に中断しやすい

スミスマシンはバーを掛けるための“穴”が支柱に多数空いています。
なので「重くて無理っ!」と潰れそうになっても、どのタイミングでも種目を中断しやすいのもスミスマシンのいい所。

スミスマシンのメリットとデメリット
自宅でスミスマシンを使って感じたメリット・デメリットはこんな感じでした!
スミスマシンのメリット
- バーが支柱に沿って動くので初心者でも怪我のリスクが低い
- バーを掛ける場所が多く中断がしやすいので、高重量にチャレンジしやすい

スミスマシンのデメリット
- 支柱に沿ってバーが動く分重量(負荷)が100%筋肉に乗らない
- バーの軌道が支柱に沿って安定している分バーを支える(バランスを取る)筋肉が鍛えられない

スミスマシンのデメリット【解説】
スミスマシンは重量(負荷)が100%筋肉に乗らない?
支柱に沿ってバーが動くため安全面では高い性能を誇るスミスマシン。
しかしその分重量が支柱にも分散してしまい100%の重量が自分に乗っている訳ではありません。
よく言われる例に、
「スミスマシンでやるベンチ120kgは、フリーウエイトでやるベンチ100kgと同じ」というものがあります。
なので純粋に何kg上げた!を目標にしたい人にはちょっと物足りない気持ちになってしまうかもしれません。
スミスマシンはバランスを取る筋肉は鍛えられない?
パワーラックとスミスマシンの違いで特に知ってもらいたい事の1つです。
スミスマシンのメリットである「支柱に沿った軌道で安全に筋トレ出来る」というのは、とても素晴らしいし最高です。
でもバーベルの軌道が固定されている(自分でバランスを取らなくていい)ということは、
バランスを取る(バーをコントロールする)ための筋肉が鍛えられないということ。
確かな安全性も魅力の1つですが
「バーをコントロールする筋肉も発達している体」と「バーをコントロールする筋肉が発達していない体」。
どちらが良いかは明白だと思います(筋トレする目的にもよりますが)。
以上のことからスミスマシンは「筋トレ初心者におすすめの器具」と言える代わりに、
その安全性の高さ故「筋トレ中級者以上になった時、物足りなさを感じる可能性がある器具」と言えます。
【比較】パワーラックの特徴を徹底解説!
次はパワーラックの特徴を解説します。

ちなみに筆者はパワーラックの費用を抑えようと思い、DIYでパワーラックを手作りして使っていました///笑
できるだけ安くパワーラックが欲しいという方は、よければこちらも合わせてお読みください。

パワーラックはフリーウエイトで限界まで追い込める!
「筋トレ中~上級者向け」と言われているパワーラック。
構造はスミスマシンと違い、バーベルの動きを固定しない「フリーウエイト」と呼ばれるタイプの器具なので
使用した重量の負荷が全てダイレクトに自分にやってきます。
また支柱にバーが固定されていないため、自分でバーベルの動きをコントロールする必要があります。
その分バーベルをコントロールする筋肉も鍛えられるのがパワーラックの強みですね。
パワーラックはガンガン懸垂もできる!
パワーラックはラック上部の一部がなんと懸垂用のバーになっています!
そのためパワーラックが1台あるだけで、自宅の場合ほとんど全身の筋トレを十分行うことができてしまうんです。

品によってはオプションでラットプルっていう機械も付けられるやつもあるみたいだ㋵~~すごい㋧~(*´艸`)
パワーラックのメリットとデメリット
パワーラックのメリット・デメリットはこんな感じ。

パワーラックのメリット
- フリーウエイトと呼ばれる種類の器具で、負荷が自分に100%来る
- フリーウエイト特有のバランスを取るための筋肉が鍛えられる
- 懸垂ができる
パワーラックのデメリット
- バーベルの軌道が固定されていないので、バランスを崩した途端大ケガに繋がる可能性が高い
- セーフティの位置を種目別に変える必要がある
【重要】パワーラックのセーフティ
パワーラックはスミスマシンと違い、途中でバーを掛けるフックや穴が付いていません。
一度ラックから持ち上げたら「同じ場所に戻す」か、「潰れた時用のセーフティまで落ちるか」の2択しかありません。
なので例えばベンチプレスの翌日にスクワットをした場合。
慣れてるから大丈夫!とセーフティをベンチプレスの位置のままスクワットで潰れると、
おおよそ膝の高さにあるセーフティまでバーベルを担いだまま崩れ落ちるという事になります。
身体を痛める可能性が極めて高いので、必ずセーフティの位置は筋トレ前に確認しましょう。
【まとめ】パワーラックとスミスマシン。将来的な事を考えるとパワーラックが若干有利!


はい。
今回はパワーラックとスミスマシンの比較を徹底的にやってみました訳ですが、
ホームジムにどちらかを置くとなった時の答えは、「将来的なことを考えるとパワーラックが後悔しない可能性が高い!」です。
なぜならスミスマシンがお勧めな筋トレ初心者達もみな、時が経つにつれ中~上級者へと変化していくからですね。
なので最初にパワーラックを買っておけば、器具を買い直す必要もなくずっと使っていけると思います!
ただ補足として、スミスマシンは初心者の頃しか使わない器具!という訳でもないので少しここでお話をっっ
あくまでも一般的な使い方(ビッグ3等)では長い目で見てパワーラックの方がお勧めですが、
一部の上級者や筋トレマニアの中にはスミスを使った片足スクワットなどとてつもないハードな追い込みをしている方達もいます(;'∀')
なので、そこまでの追い込みを視野にいれているという方はスミスマシンの選択も全然アリなのです!

ではでは!今回は少し長くなってしまいましたがこの辺で。
何か分からない事やご質問等あれば、ツイッターの方でいつでも気軽に聞いてくださいね♪
お互い理想の体を目指して頑張りまそう~~~~!

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