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単管パイプでパワーラックを自作!掛かった費用と作り方【解説】

単管パイプでパワーラックを自作!掛かった費用と作り方【解説】
バリン
単管パイプでパワーラックを作りたい!詳しい作り方教えて!

本記事はそんな人におススメです。

ぶーぶー
こんにちは!ぶーぶーです(記事を書いてる豚さん)

今回は単管パイプで作るパワーラックについて
【費用】
【作り方】
【あると便利な工具】の順に3つご紹介します。

ぶーぶー自身、パワーラック自作の際に情報不足で分からない事が多くあったので、できるだけ記事に色々詰め込んでみました。

しかしそのせいで長くなり過ぎてしまったので、目次をフル活用して知りたい項目から読んでいただければ幸いです!!(タップで飛べます)

ロイシン
この記事は“自作を本気で考えてる” という人を全力で応援しているよ!

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単管パイプでパワーラックを自作!掛かった費用と作り方【解説】

自作パワーラックを作るのに掛かる費用

まず掛かった費用から。

自作パワーラックを作るのに掛かる費用

結論からいうとパワーラック完成に掛かった総費用は、ブゥの場合約26,000円(工具代込み)程でした!

※使う部品の数など作り手によって「個性」が出るのが自作パワーラックの魅力。本記事でご紹介している金額は1つの目安(例)としてお読み下さい。

ぶーぶー
自作するにあたり「一万円で作れる自作パワーラック!」等の情報も見掛けました。
でもセーフティ無しだったり強度に不安を感じる造りだったりしたので、安全面も考えると二~三万円の予算があると十分満足できるパワーラックが作れると思いますよ。

【内訳】費用26,000円で買ったもの

26,000円は「材料費+工具」で以下のような内訳になりました。

材料費の内訳

  • 単管パイプ2m(厚さ1.8mm)963円×14本 計13482円
  • 直交クランプ195円×24個 計4680円
  • 固定ベース305円×4個 計1220円
  • 単管キャップ63円×24個 計1512円
  • クランプカバーハード155円×20個 計3100円

本当はクランプカバー(怪我防止用のキャップ)を40個使って全方位保護したかったのですが、地味に高いので半分の20個に節約しました。笑

なので人によってはクランプカバー代だけでも、もう少し行ってしまうかも?しれません。

工具の内訳

  • ラチェットレンチ1408円×1個 計1408円
  • 水平器678円×1個 計678円

どちらもパワーラックを自作する上で必要になる工具(詳しくは後程)。

以上の材料費+工具代で、総額は26,080円(税込み)のお買い物になりました。

組み立て開始!【自作パワーラックの作り方】

その①固定ベースに単管パイプを立たせる

パワーラックの支柱を作るため、まず固定ベースに単管パイプを乗せ立たせた物を4つ作ります。

その①固定ベースに単管パイプを立たせる

※上記の四角い金色のパーツが『固定ベース』と呼ばれる部分↑単管パイプを乗せて立たせられます。

注意ポイント

床が平らでも立たせただけの単管パイプは不安定で非常に危険です。

1人でも作ることは出来ますが、安全面を考えて出来るだけ2人以上での組み立てが安全です。

その②立たせた単管パイプ(支柱)同士をクランプで繋ぐ

先ほど固定ベースで立たせた単管パイプを、今度は『クランプ』を使って横向きの単管パイプと繋げます。

その②立たせた単管パイプ(支柱)同士をクランプで繋ぐ1

上部の写真を撮り忘れてしまったのですが(汗)、上部も単管パイプで繋げパワーラック全体の骨格を作っていきます。

(部屋が散らかっていてすみません(;´Д`))

こちらが『クランプ』↓

その②立たせた単管パイプ(支柱)同士をクランプで繋ぐ2

単管パイプと単管パイプを繋げる際に必要になります。

その②立たせた単管パイプ(支柱)同士をクランプで繋ぐ3

単管パイプ同士をクランプで繋いだらネジをゆるく仮止めして、向きや角度の調整後レンチで思いっきり締めましょう!

【注意】クランプは「2種類」ある

注意ポイント

クランプには『直交クランプ』と『自在クランプ』の2種類が存在します(本記事で使っているクランプは全て直交)。

直交クランプが単管パイプ同士を直角でしか繋げないのに対し、自在クランプは文字通り様々な角度で単管パイプを繋ぐことができます。

しかしその分強度は直交クランプに劣る&固定できないので、建築現場の足場やパワーラック作りには直交クランプが一般的に使われています。

ぶーぶー
クランプ購入の際は「クランプの種類」にご注意下さい!ブゥ。

その③バーベルホルダーとセーフティーの設置

その③バーベルホルダーとセーフティーの設置1

単管パイプを繋いでパワーラックの骨格が出来上がったら、バーベルを乗せるホルダーやセーフティーを取り付けます。

バーベルホルダーは支柱にクランプを取り付けるだけでOKです(クランプの向きに注意が必要!)。

その③バーベルホルダーとセーフティーの設置2

バーベルホルダーの下にセーフティー(単管パイプ)を設置するとこんな感じです。

ベンチプレスやスクワットで潰れても大丈夫なように、セーフティーだけは省かず必ずあるパワーラックを作りましょう。

その④クランプに保護キャップを付ける

その④クランプに保護キャップを付ける

むき出しのクランプや単管パイプの端にぶつかると普通に怪我します(;'∀')

なので保護キャップがあるとトレーニング中も安心です。

特に足元はぶつける可能性が高いので、できるだけ保護キャップ被せておくと良きです♪

その⑤完成!

その⑤完成!1
パワーラックの上部分
その⑤完成!2
パワーラックの下部分

想定していたより大型化してしまい、1枚の写真に納まりませんでした(;'∀')←

ちなみに部屋の広さは6畳。

単管パイプのカットサービスがなかったので、今回はホームセンターに売っていた2mと1mの単管パイプをそのまま使ってみました。

単会パイプのカットサービス

もっとパワーラックをコンパクトに自分好みの寸法で組み立てたい!という人は、

単管パイプ購入時に「カットサービス」を利用がおすすめです。

お豆な知識

ホームセンターでは『単管パイプ購入時に長さカットのサービス』をしている店舗があります。

ぶーぶーの近所のお店にはなかったので、そのままの長さでパワーラックを作りましたが、近くにカットサービスのある方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょう(1カット50円~とのこと)。

また、カットサービスが近所で受けれないけど、「どうしても単管パイプを切りたい!」という人には『単管パイプカッター』もおすすめ。

単管パイプカッターの使い方を動画で見る限り、練習の必要がありそうだったのでブゥは今回利用しませんでした。

ですが「切れない器具」ではなく「切れる(けどコツがいる)器具」という感じだったので、使い方がマスターできれば思い通りにカットできて楽しそうでしたね。

自作パワーラックの組み立てに「あると便利な工具・必要な工具」

実際にパワーラックを自作してみて分かった組み立てに「あると便利・必要な工具」の解説です。

【組み立てに必要な工具その①】マグネット付き水平器

パワーラックを自作して、特に強く感じたことが1つあります。

それは、単会パイプを垂直・平行にしたまま組み立てするのがめちゃくちゃ難しい!!という事。

角度を計ってから組み始めるのですが、部品が大きいのもありいつのまにか角度がズレてる…なんて事が何度もありました。

そしてどこかが垂直・平行じゃなくなった状態で組み立てを進めると、

最終的にパワーラック全体が軋んだり支柱が1本地面に着かず浮いていたり等々の問題が(;´∀`)

クランプで無理やり固定することもできましたが

完成間近で違和感を感じ「締めたクランプを緩める→角度を直す→締め直す」の繰り返しを何度もしていた記憶があります。

そんなやり直しの回数を極力減らすためにも、マグネット付き水平器は絶対あった方が良いと思います。

【組み立てに必要な工具その①】マグネット付き水平器

水平器の使い方は簡単で、単管パイプに乗せて水平器の中の液体を見るだけ。

二重線の内側に気泡が収まっていれば水平(垂直)ということになります。

「水平器」はホームセンターで普通に買える

単管パイプ等の足場資材?初心者のぶーぶーは、最初ホームセンターで水平器が売られていることを知りませんでした(;'∀')←

そしてのちに「単管パイプで何か作るなら水平器があると便利!」という事をネットで知り、探しに行ってみたらあった、という感じです。笑

高額な水平器の方が水平と垂直の精度も上がりますが、パワーラック作りなら1,000円程の水平器で問題なく行うことができると思います。

水平垂直の精度より、水平器を選ぶ際は「マグネット(磁石)の有り無し」を基準に選んでみて下さい。

Amazonで水平器を見てみる

ぶーぶー
マグネット付きは単管パイプにくっ付いて両手が空くので、すごく作業しやすかったですブゥ♪

【組み立てに必要な工具その②】両口ラチェットレンチ

クランプのボルトを締めるには、必ずモンキーレンチやスパナ等の工具が必要になります。

ぶーぶーは最初、家にあったスパナで組み立てていたのですが、あまりにも時間が掛かる&手が痛くなってネットを参考に両口ラチェットレンチを買い足した感じです。笑

【組み立てに必要な工具その②】両口ラチェットレンチ

一度ネジにセットしたら「締め終わるor緩め終わる」までネジから外さなくて済むので、制作の手間が大幅に短縮されます。

実際に単管パイプを仕事で使う職人さんや、パワーラックを自作した人達がこぞっておススメしている工具で、買ってみたら難易度がまるっきり変わりました。

ちなみにクランプのサイズは「17㎜」なので、購入の際はサイズにご注意です!

Amazonで両口ラチェットレンチを見てみる

ぶーぶー
ボルトの締め作業がより高速で終わる『インパクトレンチ』もありますが、ラチェットレンチで十分スムーズに組み立てられました♪

【組み立てにあると便利な工具】単管パイプカッター

先程、上記にも出てきた「単管パイプカッター」もあると便利、あったら嬉しい工具です。

ホームセンターのカットサービスが利用できればあまり必要ありませんが、細かな微調整がいつでもできるのが魅力的ですね。

Amazonで単管パイプカッターを見てみる

単管パイプのカットには「グラインダー(サンダー)」もおススメ

単管パイプカッターの他に、グラインダーいう工具もパイプカットに向いているのでご紹介!

以前船の解体関係の仕事をしていた時に使ったことがあるのですが、単管パイプぐらいの金属なら余裕で切断することが可能です。

本格的に業務用な工具なので、パワーラックの為だけに買うのは正直う~んという感じもしますが汗

どうしても「単管パイプを切って理想のパワーラックが作りたい!」という時の、最終手段として検討してみて下さい。

Amazonでグラインダーを見てみる
※切断時に火花が飛び散るので、使用時は目を守る「ゴーグル」の着用もお忘れなく!

【単管パイプの強度】自作パワーラックは安全?

パワーラックと言えばベンチプレスにスクワット!

どちらも高重量を扱う筋トレとして有名ですよね。

この2種目を家でやりたいが為に自作するという人も多いと思います。

ただ、そこで気になるのが自作ゆえにパワーラックの強度と安全性

どうしても市販の品の方が安全に感じてしまいますよね。

でも結論からいってしまうと単管パイプで作るパワーラックに強度的な問題は何もありません

むしろ市販のパワーラックよりも丈夫な単管パイプ製の良さを解説します!

【単管パイプ1本の強度】耐荷重

まず初めに、少しだけ単管パイプについて説明させて下さい。

実は単管パイプは使っている鋼材の厚さの違う、

  • 厚さ1.8mmのタイプ
  • 厚さ2.4mmのタイプ

2種類」の単管パイプが存在します(使っている鋼材も違う)。

一見すると厚い方が頑丈そう!に見えますよね。でも実は強度(耐荷重)が高いのは厚さの薄い方なんです。

ぶーぶー
自作パワーラックの強度に重きを置きたい人は購入の際注意が必要です。

といっても、強度の低い方のパイプ(厚さ2.4㎜)でも、重さに耐え切れず曲がり始める重量は約228kg
※長さ2mのパイプの中心に負荷を掛けた場合。短くなればなるほど更に強度は上がる。

との事なので、どちらを選んでもパワーラックに使う分には、強度的にまったく問題ないのがわかります。

厚さ「1.8㎜」と「2.4㎜」の違い

違いは耐荷重の他に、厚さによる重さの違いがあります。

厚さ2.4㎜の方は多少強度で劣る分、重量があるので多少のことではグラつきません。

厚さ1.8㎜は強度に優れる分、パイプ自体の重さが軽いので2.4mmに比べるとパワーラック本体が揺れやすいです。

バーベルを勢いよく置いても揺るがない堅牢なパワーラックが目的の人は厚い方の単管パイプが良いでしょう。

単管パイプの厚さはパイプ表面に書いてある

なお、単管パイプの厚さはパイプ表面に書いてあります(単位mm)。

購入の際は忘れずにチェックしてみて下さいね。

【クランプ1つの強度】耐荷重

単管パイプ同士を繋ぐ、小さな直交クランプの強度(耐荷重)はなんと約500㎏もあります。

バーベルを掛けるホルダーは直交クランプを2つ使うので、耐荷重は約1トン(;'∀')

ぶーぶー
試しにホルダー部分にバーベル(150㎏)を何度もガシャンガシャン掛けたり、そのバーベルの上にぶーぶー(当時体重130kg)が乗っても、クランプが落ちたり緩んだことは1度もありませんでした…!

ちなみに、記事の初めの方でパワーラック作りにはお勧め出来ないとご紹介した「自在クランプ」の強度は約350kg。

勝手にクルクル回ってしまうので、位置を固定して作った方が安全なパワーラック作りにはあまり向いていませんが、強度は中々のもの。

使うとすれば、完成したパワーラックに斜めに単管パイプを取り付けて強度を増すときに使うのがおススメですよ。

【まとめ】単管パイプでパワーラックを自作!掛かった費用と作り方【解説】

ところどころ説明したい事が多過ぎたため、文字が多く読みにくくなってしまい申し訳ないですm(__)m汗

最後におさらいとして、パワーラック自作のポイントを以下にまとめておくのでぜひご利用下さい。

自作パワーラックのポイント

  • 総額約25000円で自作できた
  • クランプは『直交クランプ』と『自在クランプ』の2種類がある
  • パワーラック作りには直交クランプが一般的
  • 怪我防止に保護キャップもあると安心
  • 水平器は安定感のあるパワーラック作りには必須
  • 家にレンチやスパナがなければ両口ラチェットレンチを買うと便利
  • クランプのネジサイズは『17mm』対応した工具を揃える必要があるので注意が必要
  • 単管パイプには厚さ1.8mmと2.4mmの2種類がある
  • 強度(耐荷重)が高いのは厚さ1.8mmの薄い方
  • 2.4mmでも十分な強度、1.8mmに比べ重さがあるので安定感のあるパワーラックが作れる
  • クランプの強度は直交が約500kg、自在クランプが約350kg
  • メインは必ず直行クランプを使い、自在クランプはあくまでもパワーラック完成後の+αとして使う

他にも組み立てについて分からない事や質問があったら、当ブログのお問合せもしくはツイッターの方にご連絡下さい♪

ツイッターではその日の筋トレ内容や食事を載せているので、いつでも気軽に話しかけてくださいね(^^♪

それでは、今回はこの辺で。

本記事が自作パワーラック組み立てのお役に立ったら幸いです。

お互い、理想の体を目指して頑張りましょう~~~~!

ぶーぶー
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

自作パワーラックのメリット・デメリット

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