家にベンチが欲しいんだけど、インクラインベンチって実際どんな感じ?買って後悔したくないのだけれど。。。
本記事では、このような悩みを解消するお手伝いをしています。
自宅用のベンチを探していると良く目にする『インクラインベンチ』
今回は、そんなインクラインベンチについて詳しく解説したいと思います。
この記事を読んでわかること
- インクラインベンチの機能
- インクラインベンチのメリット・デメリット
- インクラインベンチを実際に買ってみてわかったこと
器具選びの参考に、是非最後まで読んでみてくださいね。
では早速、みていきましょう。
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インクラインベンチの機能
まず初めに、軽くインクラインベンチの特性について解説しますね。
インクラインベンチとはフラットベンチのように、床に対してシートが平行になっている状態と
『シートの背もたれ部分を立たせて角度を付けた状態』の、2通りの使い方が選べるベンチです。
シートの背もたれ部分に角度が付くことで起こる、メリット・デメリットは下記の通り。
インクラインベンチのメリット・デメリット
インクラインベンチのメリット・デメリットについて順に解説します。
インクラインベンチのメリット
インクラインベンチ最大のメリットは『胸の上部が鍛えやすくなる』です。
通常、フラットベンチでのダンベルプレスやベンチプレスでは
胸の中部に刺激が行きがちですが、インクラインベンチはシートに角度が付けられることで、
胸の上部に集中して刺激を与えることが出来るようになりますよ。
インクラインベンチのデメリット
インクラインベンチのデメリットは下記の2つ。
- 構造上耐荷重が低い
- フラット状態で使うと寝心地が悪い可能性
順に解説します。
- 構造上耐荷重が低い
フラットベンチは背もたれのシートに角度を出すため、斜めにした状態でシートをピン等で固定します。
最初から斜めにした状態でガッチリと溶接されているわけではありません。
なので、どうしても耐荷重はフラットベンチと比べると低くなり「ある程度の重量を使いたい」という場合は
高めのインクラインベンチを買う必要性が出てきます。
- フラット状態で使うと寝心地が悪い可能性
インクラインベンチは角度が付いた状態だけでなく、フラット(床に平行)な状態でも使う事が可能です。
じゃあ、フラットベンチはいらないんじゃない?
インクラインベンチが1台あれば、フラットとインクラインの両方が使えるので、そう思いますよね。
でも、私がインクラインベンチを使ってみた個人的な感想は
「インクラインベンチはインクライン状態だけで良い」でした。
なぜかというと、構造上シートが曲がることで背もたれ部分に角度を出すため
インクラインベンチは背もたれ部分とお尻(座る)部分が若干離れて隙間が空いています。
インクライン状態のときには、その隙間が埋まるのでちょうどいいんですが、
フラット状態のときは、寝転がった際、その隙間のせいで骨盤の上あたりが支えられていない、ように感じました。
なので、個人の体格差にもよりますがフラットベンチに慣れている方などは
フラット状態のインクラインベンチに若干の違和感を感じる可能性があります。
とはいえ、タオルを挟むなどの工夫で十分改善できるデメリットなので、あまり深刻に考える必要はありません。
インクラインベンチで出来る主な筋トレの種目3選
インクラインベンチを使う事で出来る、主な筋トレの種目について下記で詳しくご紹介します。
今回ご紹介するのは、自宅でインクラインベンチの他に『ダンベル』があれば出来る手軽な筋トレなので、
是非参考にしてみてくださいね。
インクラインダンベルプレスで胸の上部を追い込める
自宅で手軽にできる種目といえば『インクラインダンベルプレス』です。
フラットベンチで行うダンベルプレスよりも胸の上部に集中して刺激を与えることが可能です。
インクラインダンベルフライで胸の上部を追い込める
インクラインダンベルプレスと同じく、胸の上部に効果的な種目です。
インクラインダンベルカールで二頭筋が追い込める
背もたれに寄っかかりながらするダンベルカールです。
寄っかかりながら、と一見楽そうに見えますが、辛さは立って行うダンベルカール以上。
なぜなら寄っかかった状態でダンベルを持つことで、強制的に腕が伸び、二頭筋が最大収縮する状態になるからです。
軽い重量でもめちゃくちゃ効くので、大きな二頭筋が欲しい!という人に特におすすめ。
【まとめ】インクラインベンチは鍛えにくい『胸上部』を鍛えたい人におすすめのベンチ
いかがだったでしょうか?
インクラインベンチの機能をまとめると、フラットベンチとしても使える上に、鍛えにくい胸の上部を鍛えるのにも特化したベンチと言えますね。
なので、胸の上部を集中的に発達させたい方や、フラットベンチの機能も合わせて欲しいという方には非常におすすめな器具になります。
ちなみにフラットベンチについてはこちらの記事『【ホームジム入門】フラットベンチで出来ること解説 』で詳しく解説しているので、興味のある方はフラットベンチと是非見比べてみてくださいね。
今回の記事があなたの器具選びの参考になれば幸いです。