7200kcal消費すれば脂肪が1kg減るって聞いたんだけど本当?毎日1週間頑張ったら、7kg痩せられる感じ?
本記事では、そんな疑問について解説します!
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この記事がおすすめの人
- ダイエット初心者の人
- 器具の消費カロリーメーターを見て、「もしや!」と思った人
- 早めにダイエットの効果(結果)が欲しい人

「エアロバイク」や「ランニングマシン」に付いている消費カロリーのメーター。
やればやるだけ増えていくこの数字…
もしかして1日で7200kcal消費すれば、体脂肪1kg分痩せられるのでは?!と、誰もが1度思ったことあるのではないでしょうか?
今回の記事ではそんな、
「有酸素運動で1日7200kcalを消費するダイエット法」について、細かく解説したいと思います。
【結論】1日7200kcal消費してもダイエット的な意味はない!
結論から先にいうと、
有酸素運動で1日7200kcalを消費しても「体重は減るが、ダイエット的には意味がない」です。
いきなりそんな殺生な!と思うかもしれません。
しかし、1日で7200kcal消費するダイエットは体重を減らすことはできても、ダイエットと呼べるものではないんです。
1日7200kcal消費がダイエット的には意味がない理由
まず、ダイエットの定義を「体重を減らす」ではなく「体脂肪を減らす」と考えた上で話を進めます。
なぜ体重ではなく体脂肪なのかというと、それが正しい痩せ方に最も近いと言えるからです。
例えば、-10kg達成!という結果1つを見ても
-10kgの内訳がほぼ体脂肪の人、と-10kgの内訳の半分が体脂肪以外の人では体の見た目に大きな差が出てしまいます。

ですので、本記事では筋肉を残した痩せ方を第一に考えた上で、1日7200kcal消費ダイエットについて解説しています。
1、体脂肪ではなく「筋肉」がエネルギーとして分解されてしまう
1日で7200kcal消費する意味がない理由として、第一に筋肉の分解があげられます。
脂肪燃焼に良いと言われている有酸素運動ですが
それはあくまでも適度な運動時間、適切なタイミング(筋トレ後等)での話です。
あまりにも長時間の有酸素運動は、体脂肪の燃焼だけでなく、自身の筋肉も分解してその際に出来た「アミノ酸」をエネルギー源として使い始めてしまいます。
(その現象を新糖生と呼びます)
つまり減らしたい脂肪を温存したまま、筋肉のダイエットをしてるだけという最悪の事をしているのが長時間の有酸素運動です。
2、筋肉が減ると基礎代謝が減る
なぜ筋肉を減らすことが最悪なのか(上記参照)。
以下の理由が挙げられます。
- 基礎代謝の低下
- 体重が減っても全体的に締まりのない印象
まず筋肉の量が減ると基礎代謝が低下し、より痩せにくい体になります。
そして体脂肪を減らしたダイエットではなく、ただ体重が減っただけの状態なので、
体重は減ったのに、締まりのない体になる可能性があるんです。
3、消費するために掛かる時間がとても長い
1日で7200kcalを消費しよう!と思った場合、
エアロバイクで考えると「普段鍛えている人が結構早めに漕いでも300kcal消費するのに約30分掛かります。
単純に6000kcal消費するのに10時間、7200kcal消費するのに約半日掛かる計算です。
なのでどうしても上記にある「筋肉の分解が起こりやすい長時間の運動」になってしまいます。
筋肉の分解を防ぐためにBCAAを飲みながら運動する方法も効果的な方法です。
BCAAを飲みながら有酸素運動をする事で、体脂肪の燃焼を促進、筋肉の分解を最小限にする効果が期待できます。
とはいえ、エアロバイクを10時間漕ぎ続ける運動量ははっきり言って異常です。

消費カロリー計算
消費kcalは運動器具メーカーや、乗る人の体重でも若干の変化があるので
自身の正確な消費kcalの目安が知りたい方は、こちらの『自転車の消費カロリーの計算』分かりやすくておすすめですよ。
【まとめ】有酸素は適度な頻度、適切なタイミングが大切
いかがでしたか?
今回は、有酸素で1日7200kcal消費するダイエットについてお話してみました!
1日で7200kcalも消費する運動を行えば、少なからず脂肪も燃焼され、翌日の体重に変化は現れます。
しかし、その内訳は筋肉や筋肉に含まれる水分だったりと、純粋な体脂肪1kgではありません。
その結果、頑張ったのになりたい体になれなかった等々
ダイエットに不満を感じてしまうことも少なくありません。
なので「なるべく早めにダイエットの結果が欲しい」
誰にでもそんな時ってあると思いますが
でもだからこそ、そんな時に選ぶダイエット法は過度な運動や無理な食事制限ではなくて
正しい運動で痩せることが、長い目で見ても一番自分への救いになるので大切です。
では、今回はこの辺で。
今回の記事が、ダイエット中の方のお役に立てば幸いです。
お互い、理想の体を目指して頑張りましょう!
